Resource Plastic Enlightenment
資源プラスチック啓蒙活動
当社は松下電工(パナソニック)の化学材料(プラスチック)を販売する商社として誕生しました。リサイクル事業は築地で燃やされていた発泡スチロールを処理機を使って品質の高い原料に戻し、商社として販売することが最大の目的でした。その精神は今も変わらず、グローバルリサイクル(輸出)が中心の現在も、処理機で廃プラスチックを減容、加工して品質の高い資源プラスチックとして販売することにあります。あまりにも行き過ぎた廃棄物レベルの廃プラスチック輸出と区別するために、資源プラの価値があり、これは環境問題をはじめ海洋プラスチックにとても意味のある事業だと思っており、この資源プラという概念を広げてゆきます。
廃プラを「処理する」から
資源プラを「製造する」へ。
資源プラスチック
当初は「有価物で品質感のあるプラスチックを廃(棄)プラと呼ばない」という社内的な活動でしたが、徐々に仕入先や同業者、有識者に広がり、資源プラというネーミング、ロゴが決まりました。2015年には資源プラサミットという会議が行われ、ポスターの配布や小冊子プラマティックの発行を行いました、2017年に、商標登録、日本橋に資源プラ研究所というサロンをオープン、2018年には一般社団法人資源プラ協会を作り、資源プラという呼び名と意味を広げる活動を行っています。2019年には資源プラ事業者認定という制度を開始しました。「廃プラを処理する」から「資源プラを製造する」へのパラダイムシフトは、環境省のホームページでも紹介され、産廃物処理業者やリサイクル業者の方達からも支持されています。2017年の中国の再生プラスチック輸入禁止措置後の業界でも品質をしっかり見据えた資源プラ品質は業界からも評価されております。
発泡スチロールリサイクルの
歴史は私たちの歴史。
J-EPS recycling
当社が40年以上までに築地で始めた、発泡スチロールを熱で溶融しブロックにするという発泡スチロールリサイクルの仕組みは、全国の2000社で採用され、毎月3000トンを有価買取、業界シェア80%、40年間継続してきたその仕組みはプラスチックリサイクルの優等生と呼ばれるようになっています。その技術とシステムは海外にも輸出されています。 現在、海洋プラスチック問題や廃プラ輸出問題など、プラスチックリサイクルを疑問視する声もあり、リサイクルの優等生と言われる当社が始めた日本独自の発泡スチロールを、国内のみならず海外に発信してゆこうということで、「日本発祥の発泡スチロールリサイクル J-EPS recycling」としてネーミングしました。国内の仕入先やリサイクル処理機メーカーに啓蒙する活動を行っております。